
2025.09.26
【時短&失敗なし】殻がスルッとむける「蒸しゆで卵」のすすめ
調理の保存とコツ

「ゆで卵って、地味に面倒…」そう感じたことはありませんか?
時間がかかったり、殻がうまくむけなかったり。そんな小さなストレスを減らしてくれるのが、フライパンでできる“蒸しゆで卵”です。
少ない水で加熱でき、殻もむきやすく、加減の調整も簡単。実は一度覚えたら、もう普通の「ゆで」には戻れないほど便利なんです。
蒸しゆで卵とは?ゆで卵との違い
まず「蒸しゆで」は、お湯で“煮る”のではなく、蒸気で加熱する調理法。鍋底から立ちのぼる蒸気が卵全体を包み込み、やさしく熱を伝えます。
この方法には、こんなメリットがあります。
- 時短&省エネ:水が少ないので、沸騰までが早い
- 殻がむきやすい:加熱によって殻の内側に空気層ができやすくなる
- 仕上がりが安定:黄身の中心まで均一に火が通り、加減が調整しやすい
“お湯でゆでる”よりも失敗が少なく、見た目もきれいに仕上がります。
基本の作り方|フライパンで簡単にできる◎
【用意するもの】卵、フライパンまたは鍋、ふた、水(2〜3cm)
- フライパンに水を深さ2〜3cmほど入れる
- 冷蔵庫から出した卵を並べ、ふたをして中火で加熱
- 沸騰したら弱火にしてタイマーをスタート
- 時間になったらすぐ冷水にとり、しっかり冷やす
お好みのゆで加減を見つけよう
蒸し時間で食感が大きく変わります。目安を覚えておくと、いつでも好みの仕上がりに。
蒸し時間 | 仕上がりの目安 | 食べ方の例 |
---|---|---|
約5分 | 白身やわらか・黄身とろとろ | トーストやサラダに |
約7分 | 白身しっかり・黄身クリーミー | 朝食やお弁当に最適 |
約10分 | 全体がしっかり固ゆで | 作り置きや常備菜向き |
もっと上手に!仕上がりを良くするコツ
ちょっとした工夫で、殻がスルッとむけるようになります。
- 卵を軽くぬらしてから加熱:急な温度変化でのひび割れを防ぐ
- 加熱後は氷水で冷やす:殻と白身の間に隙間ができ、むきやすくなる
- 複数個作るときは重ねない:蒸気の通り道を確保するとムラが防げます
保存と衛生のポイント
- 半熟卵は当日中に食べきるのが安心
- 固ゆでは殻付きで冷蔵3日以内を目安に
- 食中毒防止のため、心配な場合は「中心部75℃で1分以上加熱」を(厚生労働省推奨)
安全面を守りながら、日々の作り置きにも上手に活用しましょう。
フライパンひとつで、毎日の食卓がもっとラクに
「蒸しゆで卵」は、手軽・時短・むきやすいの三拍子。朝食やお弁当づくりが、ぐっとスムーズになります。
まずはおうちのフライパンと卵で、あなた好みの“ちょうどいい半熟加減”を見つけてみてくださいね。